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リフォーム成功のポイント!照明について考えてみる

リフォーム成功のポイント!照明について考えてみる【前編】

「我が家もそろそろリフォームしたいなぁ・・・」と思っていても、いざとなると何をしていいのか分からない。そんな方々のために、設計・プランナーの立場からリフォーム後のお客様の声を交えて、リフォームを成功させるためのポイントをご紹介します。

お住まいの照明を検討する際に、何を基準に決めていますか? 今回は、お住まいの雰囲気を大切に、空間をオシャレに彩る照明計画について考えてみましょう。

光源(LED・蛍光灯・白熱灯)の違いって?

一般に光源は大きく分けてLED、蛍光灯、白熱灯の3つに分類されます。比較すると次のようになります。

白熱灯は、暖かみのある色合いで落ち着いた空間を演出します。しかし、政府が地球温暖化防止のため、消費電力の高い白熱電球の製造中止をメーカーに呼びかけたことにより、現在では家電量販店の照明コーナーのほとんどが、LEDをはじめとする省エネ光源になっています。

照明に必要な明るさは?

生活の中で照明に必要な明るさは、お部屋の用途や暮らし方によっても異なりますよね。

例えば、キッチンのように全体的に十分な明るさがあっても、包丁を使う手元はもっと明るくしたいなど要望は様々です。

日本工業規格(JIS)では施設と作業・活動ごとに照明の明るさの基準が定められています。しかし、この基準も一般的な明るさの目安であり、適切な明るさは年齢や視力などにより異なってきます。

また、居室の照明器具のカタログには適用畳数が表示されている場合が多いので、照明選びの参考になります。ところが、これらのカタログにも高齢者の方には、実際の畳数より1ランク上の器具を推奨する旨が記載されていることがあります。
ご高齢の方は、細かい作業をする際に若年者と比べて高い照度が必要であったり、明るい部屋から暗い場所に移動した際の順応速度が低下するなど、視覚機能の低下による問題が生じることがあります。

このように、ご家族にご高齢の方がいらっしゃる場合は、明るさのバリアフリー化も考慮すると、ご家族の皆さまが暮らしやすい、より良い生活空間になるのではないでしょうか。

落着いたくつろぎの空間を演出

下の写真は、光源を暖かみのある白熱色でそろえた寝室リフォームの実例です。

寝室はくつろぎの空間として大切な役割があります。そのため、心地よい眠りに導くために他の空間と比べて照度を落とすことが大切です。
このことは、日本工業規格(JIS)の基準でも寝室全体の照度基準は15~30ルクスとされており、他の居室よりも低い照度が望ましいとされていることからも分かります。

また、ベットに横になった際に照明の光源が直接目に入らない工夫もしています。枕元と足元にスタンド型のライトを配置して、直接見えない位置にダウンライトを設置しています。
前室は、テレビなど就寝前の時間を過ごす空間として少し照度を高めて、手元にライトを置くことで読書ができる明るさを確保しています。

間接照明で開放感のある空間を演出

下の写真はマンションリフォームの実例です。リビングの中央にあった梁型の圧迫感を、間接照明で軽減することにより、開放感のある空間に生まれ変わりました。

実例を見る 

リフォーム前には圧迫感すら感じたという梁型・・・。
一般的に天井面を明るくすることで、天井高が低い空間でも圧迫感を軽減できたり、空間を広く感じさせる効果があると言われています。

実例では、大きな梁型の廻り縁をなくして両側に間接照明を組み込んで一体化しました。これにより、梁の存在感を軽減しています。

また、ダイニング側は丸い間接照明と丸いダウンライトで統一、リビング側は直線の間接照明と四角いダウンライトで統一することにより、天井面の照明の違いで部屋割りの効果が得られるよう考慮しました。

今回は、照明計画の基本について簡単にご紹介しました。照明の光源や配置によってお部屋の表情は大きく変わります。
ステキな照明計画を実現するには、プランナーなどの専門家に相談するのはもちろんのこと、ぜひ、ショールームに行って、カタログでは分かりにくい照明の雰囲気や効果を体験してみてください。

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