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断熱リフォームは、家族皆の「命」を守ります!

交通死亡事故の4倍前後のペースで発生…。とても恐ろしいヒートショックによる家庭内での死亡事故。

「年間1万7000人以上が死亡」(東京都健康長寿医療センター 平成24年12月18日発表の推定)

冒頭から、ちょっと穏やかではない話ですが、これって何による死亡人数かお分かりになりますか…?

実は、家庭のバスルーム(浴室)内における「ヒートショック」に起因した死亡事故件数なんです。

ヒートショックとは、急激な温度変化により人体に悪影響を与える現象のこと。特に高齢者に多く発生する家庭内の事故です。

例えば、寒い冬。築30年以上の断熱性の弱い住宅では、リビングに比べて廊下や脱衣所、バスルームの温度が低いケースがほとんどではないでしょうか。
入浴する際に、リビングから廊下、脱衣所、バスルームと移動し、最後に浴槽のお湯につかる…。この一連の行動で、体が温度変化にさらされ血圧が急変します。さらに、これは、室内が寒いほど浴槽のお湯につかった段階で急激な温度変化を起こすことになります。

これにより、心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害、急激な血圧の乱高下による意識障害を誘発し、昏倒や怪我、最悪の場合溺死に至るケースがあるそうです。

バスルームでの溺死は、家庭内で起こる不慮の事故では最も多いことはご存知の方も多いかと思いますが、同様の原因でトイレでの不慮の事故も多く、共に11月~3月の冬季に目立って増加しているとのこと。
つまり室温差10℃以上ある部屋間の移動の場合は注意が必要となります。

こうしたヒートショックにより、年間1万7000人前後が亡くなっていると言われています。
年間4373人が亡くなった交通事故(平成25年中の交通事故死者数)と比較すると、1万7000人前後というヒートショックの数字がいかに多いかがお分かりいただけると思います。

外断熱リフォームなど先進の断熱技術も。マンションでも断熱リフォームができる。

こうした事実を背景に現在注目を集めているのが、「断熱リフォーム」です。
住まいのリフォームと言うと、デザイン性や耐震性が注目を浴びがちですが、高齢の両親と同居していたり、将来にわたり末永く暮らしていく住まいであることを考えると、突然訪れるヒートショックは、なんとしても避けたいところ。

断熱リフォームをすることで、玄関からリビング、キッチン、さらには浴室やトイレまでが快適な室温になり、ヒートショックの原因である人体の急激な温度変化を避けることができます。
ただ、断熱リフォームで使用する断熱材や施工方法には様々なタイプが存在し、施工するリフォーム会社によって技術に差があることも否めません。

断熱リフォームには、主に以下のような工法があります。

(1)壁の中に断熱材を入れる(内断熱)

もっとも一般的でコストを抑えられるのが、戸建て住宅の外側に面した壁の中(柱間など)に断熱材を入れる施工方法です。

使用される断熱材で一般的なものが、グラスウールで厚さは100mm前後の施工となります。黄色や赤色の繊維状の素材で、目にしたことがある方も多いと思いますが、この素材は同じ100mmの厚さでも種類によって性能が異なってきます。

さらに、断熱材を施工する壁内には柱、間柱、筋違、金物、コンセントボックス、配線や配管など様々なものがあり、これらがグラスウールを圧縮して断熱欠損を生じる原因になることがあります。また、床下や小屋裏の冷気が間仕切壁の内側に侵入しないための断熱(気流止め)がないと寒さや結露の原因にもつながります。

同じ性能、同じ厚さのグラスウールで新築やリフォームをしても、暖かさの感じ方が違うのは施工技術の違いとなりますので、グラスウールの性能の確認と共に、施工方法は業者のマニュアルを見せてもらったり、施工中の現場を確認することも重要となります。

(2)構造の外側から住まい全体を断熱材で包み込む(外断熱)

壁の中の断熱材を入れ替えるリフォームに対して外断熱リフォームとは、内断熱でご説明した外気に面した壁の外側を、板状の固形断熱材でスッポリと包み込む工法です。
柱、間柱や筋違なども断熱材で包み込むことで隙間を少なくして、お住まいの断熱性能を上げることができます。

イメージとしては「魔法瓶の中にあるような家」。暖かいものはいつまでも暖かく、その中は均一な温度に保たれます。暖房効果の他に夏の冷房にも大きな効果があり、光熱費の大幅な削減にもつながります。

「外断熱リフォーム」の注意点は新築と違って現在のお住まいをリフォームするので、土台廻り、窓や玄関廻り、屋根廻りなど断熱材が途切れる部分のおさまりに注意が必要となります。また、柱の外側に断熱材を貼るので外壁の施工方法も重要で、内断熱同様に施工マニュアルや施工中の現場確認、そして、外断熱リフォームの実績などを確認されることをお勧めいたします。

(3)構造材に発泡断熱材を吹き付ける(充填断熱)

最後にご紹介するのが発泡性の特殊な断熱材を、構造材や壁の中に吹き付ける工法です。

全身を化学防護服のような白いコスチュームで覆った専門業者が、ホースを持って吹き付ける様子は少々異様な感じも。一般的には発泡ウレタンやウレタン吹き付けと言われています。

発泡ウレタンは吹き付けた瞬間に何倍にも膨れ上がり定着するので、細かな隙間まで断熱材が入り込み、高い断熱性能を実現します。さらに、付着性も高く木材や金属などにも隙間なく施工できます。

また、部分的に採用することも可能で、例えば1階の床、壁や天井を構造体が見えるまで解体した後にウレタンを吹き付けて1階のみ高断熱化するなど、コストに応じて様々な施工方法が考えられます。

例えば、子どもたちが独立したお住まいで、ご夫婦の生活のメインスペースが1階の場合、その1階のみを高断熱化して、2階はそのままに。なんていう断熱リフォームも人気のスタイルです。

さらに、この発泡断熱材による工法は、マンションでも施工可能。
「老朽化したマンションだから寒い・暑いは仕方ない…」と諦める必要はないのです。

<断熱工事と合わせて考えるポイント>

こうした断熱リフォームと同時に、サッシ(マンションは内窓)や玄関ドアの断熱タイプへの交換、気密工事(隙間の改善)と冷暖房計画や換気計画を合わせて行うことで、お住まいでの事故(ヒートショックなど)を少なくするだけではなく、快適に過ごせるお住まいの環境に改善できます。
ご興味のある方は上記のポイントでリフォーム会社に相談してみましょう。

元気な暮らしを継続するためにリフォームでは断熱性能や断熱施工方法も検討を。

昨今、4人に1人が高齢者と言われていますが、一方で、元気な「アクティブシニア」が多いことも事実です。これからも、より健康で元気に暮らしていくためには、温度差のない快適な住空間が大切だと思います。

まだ若い方も、決して他人事ではなく将来を見据えて、断熱性能の高い住まいを今から準備しておくことが必要です。

ヒートショックに起因する死亡事故が、交通事故死をはるかに上回るペースで発生していることを考えると、「住まいの断熱性=住む人の健康」と言っても過言ではありません。

住まいのリフォームを検討する際は、間取りやデザインの他に「断熱性」にも注目してみてください。

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